一昨日に続き、今日もまた、嬉しいニュースが届きました! 京都大学の北川進先生がノーベル化学賞を受賞される事が決まりました。 京都大学の公表資料などによりますと、 北川先生は、配位結合を利用して今までにない新しいタイプの多孔性材料(多数の小さな穴を持つ物質)を開発し、そこに大量の気体の取り込みが可能なことを世界で初めて立証されました。 これを用いて、ガスの吸着メカニズムの解明や新材料の開発などが行われ、さらにエネルギー、環境、医療分野の問題を劇的に解決すると期待されているそうです。 例えば、大気中の汚染物質を効率的に除去することや、より少ないエネルギーで工業原料となる有用な気体を分離すること、危険なガスを貯蔵し、安全に輸送することなどの応用が考えられます。 北川先生は、「化学の研究は、個人プレーでなくチームプレー」とおっしゃり、これまでの指導学生や共同研究者の皆様に感謝を述べておられました。 北川先生、ご一緒に研究してこられた皆様、本当におめでとうございました! 一昨日の坂口先生、そして本日の北川先生の受賞は、我が国の研究水準の高さを世界に示すとともに、日本人にとって大きな誇りと励みになるでしょう。 基礎研究の推進と、若手研究者の育成に、しっかりと取り組んでまいります!
高市早苗
8个月前
2022年2月24日にロシアがウクライナ侵略を開始してから、3年が経過しました。 多くの犠牲者を悼みます。 米露主導の停戦協議については、その行く方が心配でなりませんが、「武力行使によって国境線が変更されること」を認めてしまうと、世界秩序は崩壊します。 停戦後のウクライナの安全が保証されない限り、ロシアに再侵略の態勢を建て直す時間を与えるだけになります。 旧ソ連崩壊後には世界第3位の核保有国だったウクライナが、『ブダペスト覚書』によって核放棄に合意し、核兵器をロシアに移転する代わりに核保有国のロシア・米国・英国がウクライナの安全を保証するという約束は、ロシアによって破られました。 昨年6月に『包括的戦略パートナーシップ条約』に署名したロシアと北朝鮮によるウクライナ侵略です。 この数年間の中国・ロシア両軍による日本周辺での共同飛行や共同航行も、忘れてはなりません。 専制主義体制で核を保有するロシア・北朝鮮・中国に3方を囲まれた場所に国土を構える日本の厳し過ぎる地政学的環境。 停戦の条件次第では、日本のリスクは更に大きくなります。 行き過ぎた他者依存ではなく、「我が国自身の防衛力」を不断に強化することが必要不可欠だと考えます。 NATOにおいても混乱が見られるようですが、「国防力の裏付けの無い外交力の弱さ」を痛感することが多くなった昨今です。